宣伝広告の媒体 ~口コミからチラシまで 【後編】

● チラシ広告
一般的な宣伝広告の方法として、新聞折込チラシとポスティングがあります。

新聞折込チラシは配布する地域と曜日によって部数が大きく異なります。
通常、不動産のマンションや戸建住宅などのチラシは平日に、スーパーマーケット等の安売り告知チラシは金曜と土曜に集中する傾向があります。自院の開業告知チラシは出来るだけ他のチラシの少ない日を選んで配布するべきです。

誰にでも経験のある事だと思いますが、チラシが余りに多いと、読む気もおこらず、そのままゴミ箱へ捨てられてしまう可能性があります。配布曜日の選択は新聞の集配所を尋ね相談しましょう。

◇   ◇   ◇

折込チラシの配布を広告代理店などに依頼する先生が多く見受けられますが、接骨院の商圏は自院からせいぜい半径2キロメートルといった範囲で十分ですので、直接新聞の集配所へ依頼した方がコストも低減できます。

同時に接骨院は地域社会に溶け込む事が絶対条件ですので出来る限り多くの機会を利用して同じ町内、地域内の人々との接点を作るという意味に於いても町内の商店主(集配所も一種の商店です)と会い、自院をPRしましょう。

また広告戦略には「憧憬」をテーマにするものと「親近感」をテーマにするものに大別できると思います。

例えば乗用車のコマーシャル等ではフォーマルドレスの美しい欧米の女性モデルとタキシードのハンサムな男性を登場させて高級感をかもし出し、「憧憬」や「憧れ」をあおる広告で高級ブランドイメージを構築しようとします。

しかし、商圏範囲の狭い接骨院の広告戦略では、「ここに接骨院があります。」や「私たちは一生懸命治療します。」といった告知と平行して「親近感」を出す必要がありますので、プロのデザイナーなどが制作するような立派で現実離れしたチラシよりも、むしろ身近な感じの手書きのチラシの方が見る側には好まれます。

新聞折込チラシの回数は1回か、多くて2回で十分です。中には、何度も配布する方がおられますが、接骨院の必要を感じる多くの家庭では、いざと言う時のためにチラシを保管してある可能性があるからです。

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