患者増のヒミツは独自のコミュニケーション術【成功への道】

● 今後の課題はセミナー開講
最近、自律神経失調症などの精神的な原因から生まれる疾患に取り組んでいる鈴木氏は、カウンセリングなどメンタル・ケアに関する勉強に力を入れています。心も身体もバランスのよい状態をつくりだすのが本当の健康づくりです。
取材時は、自律神経失調症に関する小冊子を作成中でしたが、このような発行物は誰でも自由に持ち帰れるようにしているといいます。

その他にも、健康情報が掲載されたチラシを作成したり、ホームページに豆知識を載せたりと、情報発信には積極的です。

鈴木氏が、今後の課題として考えているのが、幅広い内容のセミナー開講です。

「患者さんがここに来るのは、どこか具合が悪いからです。それが治って普通の状態に戻ったら、もう来なくなるのが通常ですね。でも、その後もその人がレベルアップしていくケアをしてあげられたらいいのではないかと考えています。
スポーツでもいいし、仕事でもいい、健康系ばかりでなくカルチャー講座的なものまで広げ、人生をさらに豊かにできるような何かを提供できたらいいですね。そもそも我々のようなトラブルを解決する職業は、トラブルがなくなったら仕事がなくなってしまうんです。
だから、トラブル解消後もお付き合いしてもらえるような仕組みをつくっていきたいですね。」

◇   ◇   ◇

現在行っている体操教室は、受診中の患者を対象としたものです。もっと門戸を広げたいけれども、そうすると定員オーバーとなりキャパシティを超えてしまうといいます。
講座の内容にバラエティをもたせ、講習会・セミナーという形に広げるには、まだいくつかの課題をクリアしなければならないそうです。

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