柔道整復の請求団体の選び方

数ある請求団体から一つを選ぶとき、どこを見ればよいのか、チェックポイントを公開!!
このところ、ひーりんぐマガジン編集部に、個人請求に関するメリット・デメリット、請求団体に関して選ぶ際のポイントなどを問い合わせてくる柔道整復師が増えた。以前ならば自分の師匠と同じ団体に加入するがの常だったが、今は様相が異なってきている。まずは、請求団体の選び方のポイントをまとめてみた。

請求団体はもともと、接骨院を営む同業者の仲間が集まって費用を出し合い、協力して保険請求業務や入金チェックを行う集合体としてスタートしている。そして、個々の接骨院は、保険請求などの煩わしい業務から解放され、患者の施術により注力できるようになったという経緯がある。
現在の請求団体は社団法人、協同組合、法人組織、個人組織などに大別され、それぞれに数多くあるが実数は不明である。また、社団法人の会員とそれ以外の会員に関して、保険者の扱いはまったく同じである。
本誌コラムでおなじみの療養太郎氏(仮名)は次のように語る。
「組織形態は違っても、保険請求をするのが基本になっていることに変わりはありません。団体は柔道整復師を守ってくれるとか、申請を通してくれるという人がいますが、そんな事はどんな請求団体でも不可能なことです。支給を決定するのはあくまでも保険者で請求団体ではないからです。だからといって、すべての請求団体が同じではありません。適正な請求方法を指導してくれる団体もあれば、単にレセプトを仕分けするだけの団体もあります。請求団体ごとに特徴がありますので、他人の意見に左右されずに、自分自身で団体に直接電話するなどして、団体の仕組み、請求の方法、手数料などを確認した上で、納得した団体に入るのが一番です」といって6項目の請求団体選びのチェックポイントを披露してくれた。

  1. 請求を上げてから、入金までの流れが分りやすくなっているか。
  2. 請求方法の指導や経営セミナーなどが充実しているか。
  3. 些細なことでも相談できる窓口が充実しているか。
  4. 団体からの入金にレセプトごとの明細がついているか。
  5. 未収金、返戻、不支給などがどの患者のものか保険者に確認をとるなど、最後まで入金の管理をしているか。
  6. 手数料が少ない団体はなぜ少ないか調べること。

療養氏は、立替え払いに関しても次のように語る。「立替え払いに関しては、加入審査や請求の事前審査が厳しい方が、しっかりとしている団体が多いようです。団体の実績を調べることも大切ですが、提出から支払いまでの期日もひとつの目安となります。提出から支払いまで日数が少ない場合、事前審査なしで提出しているところが多く当然、返戻率も上がります。返戻率が高いと保険者からの評価も低くなり、入金も滞ります。金融機関から立替金の融資を受けている団体の場合は、金融機関に返済をしなければならないので、返戻が多くなると返済不可能となり、ある日突然、融資が止まりその団体が破綻したり、支払いが先延ばしになる可能性もあります」。
最後に、最近よく聞く立て替え払いの是非や違法性について聞いた。「立替え払いをする団体が増えてきました。レセプトを担保に取らない限りは違法ではありませんが、資金基盤が軟弱な団体などもありますので、よく調査したうえで契約書をよく読み判断することが肝要だと思います。立替払いが違法だと声高に叫ぶ団体もありますが、請求団体同士でいがみ合うよりも、柔道整復師の先生のことや業界の進歩・発展を見据えて団結する時期に来ていると思います。その点を考慮した請求団体選びも、ひとつの考え方かも入れません」。
悔いのない請求団体選びを編集部では祈っています。

※全文はひーりんぐマガジン28号(夏号)をご覧下さい。

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